■ 3幕目の4 貧乏公家はつらいよでござる ■


キーパー
 えーと、それじゃ。
 君たちは船を雇い入れて淀川を下っていく。
 日程的には、海の玄関口まで川下りすること四日。

風見
 うーむ、あっさり進行するな。(笑)


虎五郎
 何も襲ってこないな。


相楽
 でも警戒はしないと。
 …それ以前に雪の様子は常に注意だな。


キーパー
 途中、船から石清水八幡宮が見えたり、色々と風光明媚な名所を通過していくわけだが。
 道中、川宿なんぞも利用しつつ、到着しました渡辺津。(港)

虎五郎
「これが歌枕かなー…」ぼんやり


キーパー
 ここで、今度は海船に乗り換えねばなりません。
 と言うところで、船の手配をしたいところなんだが…。
 誰か幸運ロールを。

虎五郎
 誰かある!幸運じゃ!

風見
 どうします?

相楽
 55しかないよ。


ベンジャミン
 神の思し召しをアーメーン。

キーパー
(笑)

風見
 75。


虎五郎
 85。

ベンジャミン
 85。
 ふる。


風見
 どうぞ。


キーパー
 失敗すると船が見つからずちょっと足止め展開に。

ベンジャミン
【ダイス】Benjamin-> 1D100 = [60] = 60
 YEAH.


風見
 いえ〜い。

虎五郎
 ヤーハー。

キーパー
 OK。では。

キーパー(船頭)
「船あるぞー! 渡りあるぞー!」
「戻り船だから安くするぞー!」

風見
 声掛けましょう。


虎五郎
「はーいはーい!のるー!」

ベンジャミン
「オー、これぞ神の思し召しネー。
 羊も歩けばロッドに当たるデース」


キーパー(船頭)
「大人数だな!
 って、あんたら、どっかの大名様かい?」
 日焼けした禿頭の親父が驚いたように言う。

虎五郎
「大名…なのか?」>資久

相楽
「一応堂上公家だけじゃがな」


風見
「まあそんなところだ。
 失礼がないように頼むぞ」(ニヤリ)


キーパー(船頭)
「貴族様かい! こいつぁ驚きだ!」

相楽
 あまり大声で吹聴すると襲ってくれと言ってるような気もする。


キーパー(船頭)
「…んで、どちらまでいけばよろしいんですけェ?
 おあしはそれ次第なんでぇすが…」(いきなりえせ敬語)

風見
 どこまででしたっけ?

キーパー
 須磨に港があるね。

相楽
 摂津の国、須磨か。


キーパー
 そこを目指すのがいいんじゃないか、という土地勘知識。

風見
「須磨の港までやってくれ」


虎五郎
「光の君が住んでたとこな」


キーパー(船頭)
「須磨でェすか!
 戻りだから丁度いいが、三日四日はかかりますけぇ。
 そうですなぁ…一人頭、三百文でいかがでぇ?」

風見
 それは一般の相場?


キーパー
 やや高めぐらいに思ってくれ。
 グリーン車ぐらい。(笑)

虎五郎
 むう、吹っ掛けられたか。


キーパー
 実相場は分からないのでイメージで。

風見
 メンバー7人でしたっけ?

キーパー
 PC5+NPC2だね。

風見
 2100文!?
 たっか!

相楽
 高いなぁ。


ベンジャミン
 そうデース、年収1900で300はむっちゃ高いデース。


虎五郎
「安くしてそれなのか。
 足りるかなあ(。。)」ちゃりちゃり


風見
 脅してまけさせる?
 交渉出来る人が穏便に行く?

虎五郎
 なるべく穏便な方が。


相楽
 値切りはデフォしかないんだよなぁ。


ベンジャミン
 値切りは流石にデフォルトデース。


キーパー
 脅すなら「修羅」になる。
 穏便になら「値切り」だね。

相楽
 脅すと、いざという時海の上で動きがとれなくなりそう。


風見
 値切りは5%、修羅は21%。
 けっこう真面目な話、相楽殿払えないでしょ?
 2100文。


相楽
 無理だね。
 旅の費用だって財産切り売りして作ってるんだもの。


風見
 この時代の貴族、かわいそう……。(;´д⊂)

沙良
 ほろり。


キーパー
 ゲームとリアリティの問題だなぁ。
 例によって「家財支払い」でいい事にしようか。

ベンジャミン
「サガーラサーン、ここは牛を売るといのは如何デショー」

キーパー
 もう牛は川の上流で返しちゃったよ。

ベンジャミン
 ソーデスカ。


風見
 ああ、あの召使いが引いて帰るのか!


相楽
 こりゃ帰った頃には屋敷が消えてるかもしれんな。


キーパー
 んじゃ、いちおう素払いか値切るかは決めておいてね。

風見
 無駄を承知で、値切ってみるのがいいと思う。


相楽
 交渉するだけしてみてダメなら素払いかな。


風見
 うむ。


ベンジャミン
 値切るだけはタダデース。


キーパー
 んじゃ「値切り」判定。
 よってたかってどうぞ。

虎五郎
「帰って来れなくなるよぅ。
 おっちゃん、まけて」(´・ω・`)


キーパー(船頭)
「…あんた、女じゃないのかっ!?」

相楽
 可哀想な子なんです。

虎五郎
「え、何かおかしいこと言ったかしら?」くねっ


風見
 みんなでやっていいの?


キーパー
 いいよ。(笑)

風見
 値切って成功した人の旅費が安くなるとか。(笑)

沙良
 それ恐いです。

キーパー
 一人成功すれば全員負けてあげよう。

風見
 じゃ、行きます。デフォルト。
【ダイス】Kazami-> 1D100 = [4] = 4
 OK。

相楽
 お?


虎五郎
 わ!


ベンジャミン
 イキナリデース。


風見
 ふはははははは!


虎五郎
 かっくいー!


キーパー
 ぶげら。(笑)
 世慣れた所を見せた。(笑)

ベンジャミン
 流石カザミサーン、俺達に出来ない事をやってくれる。
 ソコニシビレルアコガレル。

沙良
(笑)


キーパー
 演出シーン入りマース!
 どうぞ。(笑)

風見
「……おい大将。
 いくらなんでも、そりゃあちっとばかり、ぼったくってねぇか?
 ここの船賃は、相場で見たって一人頭50文ってところだろう?」


キーパー(船頭)
「な、なにを言い出すやら…」

相楽
 値切るぞー!
 で財布の中から桜の木がそそり立つようなイメージだ。

風見
「確かに、このお人は貴き身分だ。そりゃあ認める。
 だから上乗せしねぇとは言わねぇさ。
 そうだなぁ……。
 相場の倍払おう。
 一人100文。
 どうだ、悪かぁねえだろう?」

キーパー(船頭)
「ちっ…あんた、ただの貴族(ボンボン)様じゃないねェ…。
 …分かったァ、一人頭100文!
 それ以上はまからねェ!」

風見
「よっしゃ。武士に二言はねえ。
 一行の命、あんたの船に預けたぜ」


虎五郎
「ありがとー」くねくね


ベンジャミン
「ありがとー」くねくね

キーパー(船頭)
「わかったァ…だからそのワッパと南蛮人をそっちへやってくんな…」

虎五郎
 くねくねベンジャミン。


風見
 ……というわけで、相楽殿、700文までまけたぞ。(笑)

相楽
「風見どの、痛みいる」
 じゃあそれで払うよ。


風見
「なあに、ない袖は振れねえからな」にやり。


ベンジャミン
「HA−HA−HA−船頭さん良い人ネー、汝に神のご加護をAmen」


キーパー(船頭)
 船頭が呼ぶと、そばで酒を飲んでいた男が二人ばかり乗り込んでくる。
「こいつらが、ご機嫌な船旅のオトモでさァ。
 よろしく頼むぜえ」
 三人はてきぱきと支度を始める。
 ちなみに船は
 
 こんなやつです。
 本当は江戸時代に盛んに使われた船らしいけども。

風見
 お、かっちょいい
 弁財船ってのが、なんか粋な名前だなあ。


キーパー
 その辺も大目に見て欲しい。(笑)

風見
 いやあ、いい感じじゃないですか。
 OKOK。(笑)


ベンジャミン
 OhYeah!
 これが噂に名高い「Naice Boart」

虎五郎
「ないすぼーと!」

キーパー(?)
 んで、いざ出発というところで
「おぉーい! そこの船! まぁってくれえー!」
 そう言う声が聞こえたところで、休憩を入れましょうか。

相楽
 ういー。

沙良
 はいな。