■ 4幕の2 トコヨ蟲のおぞましき力でござる ■
キーパー
と言うわけで、彼は滂沱と涙を流しながら語り始めるのだが。
彼は薬商人でもあるが、それをカバーとして情報収集活動をしているのだそうだ。
いわゆる甲斐国あたりに拠点を置く忍びというのが彼の本性だという。
虎五郎
船頭さんと茜丸を手当しながら斜め聞きしている。
沙良
…ここから情報漏洩が…。
ベンジャミン
部下の前でゲロする上司。
相楽
ダメダメだな。
虎五郎
威厳が…ない…!
沙良
おー人事、おー人事。
キーパー
まあ部下の存在はいわんがね。(笑)
で、彼は自分たちの集団の一部署
京都周辺の活動拠点になっていた「本荘寺」という寺について連絡が途絶えた理由を調査すべく、活動していたんだそうだ。
虎五郎
ぴくっ。
キーパー
ただ、派遣した部下は次々と消息を絶ち…。
このままでは上司への面目も立たず…。
虎五郎
中間管理職なんだね…。
キーパー(喜知次)
うむ…。
さあ、どうしようと思ったところで
「そんなときに、あなた様がたのような勇者と出会えたのは仏の…。
いや、基督様の加護!」
虎五郎
「基督さま?」
相楽
転んだのか。
沙良
転んだな。
キーパー(喜知次)
「いかがでしょう。
ここはひとつ、お力をお借り出来ませんかねぇ…。
そちら様にも色々事情はおありでしょう。
あたしどもと、目的は一致するのでは?」
キラキラキラ
虎五郎
「一致て…。
こっちの目的を何だと思ってるのさ」(´・ω・`)
ベンジャミン
「オーウ、ワターシシッテマース
これがジャポーンの一期一会ネー」
風見
こいつが嘘言ってるかどうかを見るのは、洞察?
キーパー
そうだね。
風見
振っていいですかね?
キーパー
いいよーん。
相楽
俺も振っておこう。
虎五郎
オイラも洞察するー。
キーパー
どぞー。
風見
40。
【ダイス】Kazami -> 1D100 = [10] = 10
OK。
相楽
80。
【ダイス】Sagara -> 1D100 = [92] = 92
だめだ。
虎五郎
17。
【ダイス】Toratora -> 1D100 = [17] = 17
ほえ。
キーパー
ジャストがいる。(笑)
沙良
うちもふってみようかな。
キーパー
部下までっ!(笑)
相楽
そりゃ部下が必死に隠してたのに上司がゲロってんだもの。
沙良
大丈夫、技能無しだから。
【ダイス】sara -> 1D100 = [30] = 30
ダメよ。(笑)
キーパー
成功したら、嘘はついていないように思えるね。
風見
「とりあえず嘘は言ってなさそうだが、あの魚と関係無いと言う確証も無い」
キーパー(喜知次)
「見受けました所、皆様はどこぞの大名勢に属している訳ではない…ですな?
ならば、あたしどもの活動で迷惑を被るいわれもない」
風見
これは、スポンサーに任せるしかないかなあ。
相楽殿に。
ベンジャミン
「彼はワターシの熱い説得と神の意思の前に感謝し、全て本当の事を言ってマース。
主は言いました。
困った人を見つけたら、助けなさーいと。
有料で」
キーパー
Σ(・ω・) 有料!
虎五郎
「こいつの神さんって…」
キーパー(喜知次)
喜知次はにやっと笑って
「もちろん、ただ働きをしろと言うわけではございませんとも。
銀、それともそれ以外のものをお望みで?」
風見
「俺は今すぐこいつの首をすっ飛ばして、さっきの魚どものエサにした方がいいと思うが、相楽殿のお考えはいかに?」
で、刀を振りかぶります。
キーパー(喜知次)
Σ(・ω・;)ひいいい
沙良
切りかかるのは止めません。
相楽
「まずは話すだけ話してみよ。
全ては、それからじゃ」
風見
「承知つかまつった」
刀をひとまず収めます。
沙良
見えないところで舌打ちします。
風見
部下に嫌われてるねぇ。(苦笑)
沙良
蟲突っ込まれているからねぇ。
キーパー
うふふ。
「こう申しては失礼でございますが…皆様にも決して、損はさせんでございますよ」
(笑)
虎五郎
「えーと…このおっちゃんは本荘寺がどうなったか知りたいんだよな?」
キーパー(喜知次)
「…へぇ、そのとおりで」
虎五郎
「オレらもそうなんだっけ(・.)」
相楽
俺らは寺よりも、その辺でとれる蟲?が対象だな。
ぶっちゃけ寺が焼けて無くなってても蟲が採取できるなら関係ないという感じ?
虎五郎
デスヨネ。
ベンジャミン
「ワターシ達は、トコヨ蟲なる万能薬だか不死の薬だかが目的デスが、
ワターシは寧ろそんな何処か田舎のデーモンの怪しげな代物より、そこに居たと
いわれるインチキ宗教団体の何かが狙いデスネ」
虎五郎
「どこまで知ってんだ?
オレらの事」
キーパー(喜知次)
「さようでございますね。
皆様…といいますか、相楽様のことについては多少は。
他の方々は…ほとんど存じ上げませんが」
相楽
「ぬ?予のことを何故知っておる?」
キーパー(喜知次)
「もちろん、殿上の笛の名手、相楽様のことを存じぬはずもございません」
虎五郎
マロじゃないのか。(笑)
相楽
マロは嫌でおじゃる。
キーパー(喜知次)
「…それに、もちろん娘御の事も…」
船倉のほうチラリ。
虎五郎
「そーだ、本荘寺って本荘村の近くにあったこれこれこういう寺?」
昔見た廃寺の外見を話します>喜知次
キーパー(喜知次)
「トコヨ蟲でございますか、それは重畳。
それこそまさに、あたしどもが秘蔵の品でございまする」
ベンジャミン
<● >д<● >
キーパー
ひい。
虎五郎
「蟲持ってんのか?(゜゜)」
キーパー(喜知次)
「多少は。
ただ、トコヨ蟲の効果を身に受けるには、少々手間がかかりますな」
虎五郎
「蟲飲めばいいんじゃないのか」
ベンジャミン
「オーウ、そのトコヨ蟲というのは、いかなるモノデースカ」
相楽
「そなたは何を知っておるのだ」
キーパー(喜知次)
「…そうですな。
皆様、命とは有限にして替えのないもの、とお考えですかな?」
相楽
「違うといいたいのか?」
ベンジャミン
「ノー。
命は無くなっても魂は神の元へメサレマース。
ワターシ達は不滅デース」
虎五郎
「死んだら別のもんになってまた産まれてくるんだって。
おっしょー様が言ってた。
でも、オレじゃなくなるって事は、やっぱり死んだら死ぬんだって事かなー…」
風見
キーパー。
俺は、みんながこいつを尋問(?)してる間、船頭と話をして、これからの航海が可能かどうか確かめることにします。
話について行けんので。(苦笑)
キーパー
一時的狂気なので、数分で正気は戻ります。
ショックは受けてますが。
キーパー(喜知次)
「百聞は一見にしかず、と申します。
ココまで来たら隠し事は致しますまい。
そこなお武家様、ひとつお手を拝借してよろしうございますか」
風見
「相楽殿、こいつがおかしな真似をしたら言ってくれ。ぶった斬る」
あ、おれのことか。
キーパー
ですな。(笑)
虎五郎
おお、お武家様。
風見
「手を貸せだと?」
キーパー(喜知次)
「よろしゅうございます。
そのだんびらで、あたしをひとつ、ぐさりとやっておくんなさいまし」
縛り付けられたままでにやり、と。
虎五郎
「Σ(・・;)」
風見
相楽殿の顔を見る。
相楽
そっと頷くよ。
キーパー(喜知次)
「ささ、恐れることはございませんよ?」
風見
抜刀して、容赦なくやってやりますか。
ロールいります?
キーパー
いらんです(笑)
宣言だけで。
風見
ばっさり。
ぐっさりか。(笑)
キーパー
では、胸元にぐさり。
シンゾウをぶち抜いて、喜知次は「うぐぁ!」と叫んで血を吹いて
…ぐったり。
虎五郎
「…急所だ」
風見
きっちり捻って、空気入れてやりますんで。(笑)
キーパー
ぶくぶくぶく…。
虎五郎
「完璧だ…」
ベンジャミン
「おージーザス」十字をきる。
キーパー
【ダイス】Keeper-> 1D10 = [5] = 5
抜き取った傷口が血色の泡を吹いてふさがっていき。
やがて顔が起き上がる。
虎五郎
「生き返った!?」
キーパー(喜知次)
「…おわかり頂けましたか?
トコヨ蟲の力を?」
にたり。
相楽
「お主はいったい…」
風見
それを見て、顔色が変わるでしょうね。
俺は一度、同じ事を目にしてるわけですから。
ベンジャミン
「オーワターシ、これ見た事アリマース。
ジャポーンマジック ガマの油デスネー!」